2018年、10年ぶりのリーグ優勝を果たした。昨季は主力が抜け苦戦が予想されるも、首位と最大8.5ゲーム差をひっくり返し見事に連覇。だが、18年に続いてCSでソフトバンクに苦杯を喫し、またしても日本シリーズ進出を果たせなかった。 
2年連続優勝を果たし、チームとしては23度目のVとなった
圧巻の強力打線
昨季、王者・
西武の前評判は高くなかった。
浅村栄斗(現・
楽天)、
炭谷銀仁朗(現・
巨人)、
菊池雄星(現・マリナーズ)と投打の主力が抜け、大幅に戦力ダウン。実際、敵地・ヤフオクドームでの開幕カード、ソフトバンク3連戦で3連敗スタートだった。「厳しい戦いになる」と
辻発彦監督も覚悟していた。だが、圧倒的な攻撃力を武器に徐々に巻き返すと130試合目にソフトバンクをとらえ初の首位浮上。最終的に142試合目にリーグ連覇を決めた。
強力打線には多くの“肩書き”がついた。まずは、「球団初の100打点トリオ」の誕生だ。4年ぶりの打点王に輝いた
中村剛也が123打点、
山川穂高が120打点、
森友哉が105打点。100打点以上が3人は史上5度目、パでは03年のダイエー(4人)に次ぐ快挙だった。森と中村は満塁での強さも話題に。森は14打数8安打、2本塁打、30打点、打率.571、中村は32打数17安打、4本塁打、49打点、打率.531をマーク。中村は8月11日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)からは2年ぶりの四番に入り、優勝まで座り続けた。「打撃タイトル独占」も果たした。中村の打点王に加え、森が捕手として史上4人目の首位打者に輝く打率.329、43本塁打を放った山川は2年連続キングに輝いた。さらに・・・
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