
会見では「ベイスターズファンの方々は日本で一番のファンだと思っています。サポートしていただき本当に感謝しています」とメッセージを送った/写真=代表撮影
三浦大輔二軍監督の昇格が濃厚
10月24日、
広島戦(横浜)の試合後に
DeNAの
ラミレス監督が会見を開き、契約終了となる今季限りでの退団を発表した。昨季の2位から頂点を目指し幕を開けたシーズンだったが、借金2(25日時点)のリーグ4位。優勝への可能性が潰えた前日の23日に、球団へ退団を申し入れた。
「選手たちが頑張ってくれたにもかかわらず、このような結果を招いた責任はしっかりと取らなければいけないと思い、辞任することを決めました」と理由を説明したラミレス監督。開幕前は“優勝を狙える戦力”と下馬評が高く、期待も抱かせたが、投手陣を中心にケガ人や不調者も多く、ベイスターズ22年ぶりのリーグ制覇は叶わなかった。負けが込んでくると、特異な采配は批判にさらされた。先発投手の早期降板、首位対決での中継ぎ先発、小技・機動力を軽視した攻撃に、周囲から疑問符が投げかけられた。指揮官はそうした雑音には動じず「決断する際80%はデータやスタッツ。20%はフィーリング、勘を重視して常に決断をしてきました」と語り、その上で「自分の信じるやり方で、今まで決断してきて後悔は一切ありません」と最後まで信念は揺るがなかった。
賛否両論はあったものの、2016年の就任から昨季まで4シーズンで3度のAクラス入り。16年には球団を初のCS、17年には19年ぶりに日本シリーズへと導いた。選手の発掘にも卓越した手腕を見せた。17年にはレギュラーに引き上げた
宮崎敏郎が首位打者に輝き、今季は四番に大抜てきした
佐野恵太が大きく成長を遂げた。
会見に同席した三原一晃球団代表も「まだ知らない世界に連れて行ってくれた。チームを戦える集団、レベルに引き上げてくれた意味で感謝しています」と評価する。「組織の中に残っていただきたい」と今後、球団は何らかのポジションを検討するようだが、監督自身は「まずは家族と時間を過ごしたいなと思っています」と去就についての明言は避けた。

来季は三浦二軍監督の昇格が有力視される。空いた二軍監督のポストにはOBの仁志敏久氏の名前が挙がる/写真=大賀章好
後任人事について、三原球団代表は「しかるべきタイミングで発表させていただきます」と話すにとどめたが、
三浦大輔二軍監督の昇格が濃厚だ。18年に現場復帰し一軍投手コーチを経て、今季はファームで指揮を執りイースタン・リーグ2位につける。現場をよく理解し、若手を中心に戦力の把握もスムーズに進むものと思われる。横浜一筋“ハマの番長”がベイスターズ再建に動く。