プロの世界へ飛び込み、今後、厳しい生存競争を勝ち抜くには、首脳陣の評価を得る必要がある。その出発点として、NPBスカウトの心をつかんだ高い技術。努力を重ね、積み上げた6人の個性を深掘りしていく。 取材・文・写真=齋藤聖己 
会見後の写真撮影ではアンダースローのポーズで満面の笑顔を見せた
ソフトバンク・
高橋礼、
楽天・
牧田和久、
ヤクルト・
山中浩史、
西武・
與座海人……。希少価値の高いサブマリン。184センチの長身ともなれば、さらに希少度は増す。
オリックスに4位指名された立大・
中川颯は、下手投げにこだわり続け、プロになる夢をかなえた。
「指名されるか不安だったので、ホッとしました。思ったより早く指名していただけた」と、驚きとうれしさをにじませた。幼少時代から二人三脚で厳しく指導してくれた父・貴成さんには電話で指名を報告。電話口でうれし泣きする父につられて、思わず涙があふれたという。
小学生のころはサイドハンドだったが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン