
9月26日の楽天戦(メットライフ)では7回に決勝2点適時三塁打。試合後、今季初めてお立ち台に[写真=川口洋邦]
不思議な感覚でプレー
今季は残念ながら3位に終わり、クライマックスシリーズ進出は叶いませんでした。シーズン最終日は目の前の試合を全力で戦うことだけを考えていましたが、やはり悔しい気持ちでいっぱいですね。でも、本当にファンの方にはコロナ禍の中、球場や中継を通して熱い声援を送っていただき、ありがたかったです。特に終盤にかけてはファンの方の気持ちがそれまで以上に届いていたので、その期待に応えられず申し訳なかったです。
さて、今季を振り返ると印象に残っている試合は、まず開幕戦でしょうか(6月19日、
日本ハム戦=メットライフ)。オープン戦や練習試合でも無観客でプレーしていましたけど、開幕戦となるとやはり雰囲気が違っていました。ファンがいないのは同じなのですが、球場全体の空気がピリッと引き締まる感じがして。集中してプレーすることはできましたが、それまでに経験のない異様な雰囲気というか、すごく不思議な感覚でグラウンドに立っていたことを今でも覚えています。
7月10日から有観客となりましたが、もちろんそれも印象深いです。昨年までのように大きな声援をもらうことはできなかったですが、拍手でずいぶん背中を押してもらいました。すごく気持ちが高ぶりましたね。
友哉(
森友哉)が涙を流した試合もありましたね(8月27日、日本ハム戦=メットライフ)。マスクをかぶった試合でなかなか勝てず、この日も途中から試合に出て逆転を許してしまって。でも最後、友哉と仲のいい山川(
山川穂高)さんが逆転サヨナラ打を放って勝つことができました。試合が終わって、友哉がちょっと泣いていましたが、いろいろな感情が入り混じっているのは分かっていましたし、慰めるじゃないですけど、少し言葉は掛けましたよ。でも・・・
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