突出した成績を残した選手は皆無で、タイトルホルダーもゼロ。主力も故障で離脱してベストオーダーは、最後まで組むことができなかったがチーム力で2位躍進を遂げて旋風を起こした。 
相手投手や自軍の選手の状態を見極めた日替わりオーダーなど、井口監督の柔軟な采配も光った
若手の台頭で一丸
チーム力を示したシーズンだった。開幕戦(PayPayドーム)はサヨナラ負けも、
ソフトバンクを相手に9回二死から同点に追いつく粘りを見せると、同2戦目から8連勝を飾って開幕ダッシュに成功。以降、
荻野貴司が右太ももを痛めて離脱し、主砲・
レアードも腰痛で戦列を離れるなど不測の事態も続いたが、そのたびにチーム力でカバーした。7月21日の
西武戦(メットライフ)から、高卒3年目の
安田尚憲がプロ初の四番に座って奮闘すると、開幕直前に支配下登録された21歳の
和田康士朗が“代走の切り札”となり、自慢の快足を武器に、試合終盤の勝負どころで果敢に盗塁を仕掛ける。プロ初スタメンとなった8月16日の
日本ハム戦(ZOZOマリン)では3安打3盗塁と、若い力でチームは勢いづき、3割打者が不在の中でも個々が役割をまっとうして好機を得点に結びつけた。
投手陣もしかり。7月に
ジャクソンが緊急退団すると・・・
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