各界で活躍する著名人の方々に、自身の“野球愛”を明かしてもらう新連載がスタート。第1回に登場するのは、宮城県仙台市出身で、球団創設以来の楽天ファンという俳優の黒羽麻璃央さんだ。野球に打ち込んだ少年時代から、東北とイーグルスの密接な関係性などをたっぷりと語ってもらった。 取材・構成=富田庸 写真=桜井ひとし、BBM 
始球式で着用した楽天のユニフォーム。背番号は「9[ク]6[ロ]8[バ]」だ
夢のマウンドに立って
プロ野球の球団が地元・仙台に誕生したのは、僕が小学6年生のときでした。当時は楽天とライブドアが新規参入へ競っていたんですけど、僕としては「プロ野球の球団が来るんだ!」ということがとにかくうれしくて、正直、どちらがいいとかはなくて(笑)。その結果、楽天に決まったので、以来、楽天イーグルス一筋で応援を続けています。
僕が野球を始めたのは小学3年生のころで、それまでは友人に勧められたバスケットボールをやっていました。でも徐々に自我が芽生えてきて、自分がやりたいことって何だろうと考えたら、それは「野球」でした。生まれて初めて自分で“選択”し、地元の少年野球団に入りました。振り返れば小学校に入学するころ、左利き用の青いグラブを買ってもらい、よく父親とキャッチボールをしていたんです。それがすべてのきっかけでしたね。今持っているグラブは中学入学時におばあちゃんに買ってもらった投手用です。もうボロボロですけど、思い出いっぱいのグラブなんです。
楽天が来る前の宮城球場は・・・
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