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熱戦FOCUS 2021 混パを抜け出すのはどこだ?

混パ・苦手払拭へ!カギを握る男たち

 

“お得意様”なんて言わせるな!「混パの理由が首位への道!?」で分が悪い“苦手球団”を浮き彫りにした中で、今後の戦いでキーマンになり得るのは──。彼らの奮起で苦手意識が払拭されれば、同時にチームを浮上に導くはずだ。

【打倒Lのキーマン】ソフトバンク・柳田悠岐 主砲のひと振りで攻略の糸口を



 相性の良さでチームを引き上げる。対西武は昨季も打率.333。メットライフでは過去あまり成績を残せていないが、今季は4月18日の試合で4打数4安打をマークするなど、ここまではホーム・ビジター関係なく強さを見せている。難敵・高橋光成に対しても、今季こそ10打数1安打ながら、2019年5打数3安打、昨季6打数3安打と苦手意識そのものは感じられない。投手戦、乱打戦でも、主砲の一打で雰囲気はガラリと変わる。グラシアルの離脱により四番を任され、チャンスで打席が回ってくることも増えただけに、そのチャンスを確実にものにしていきたい。

【成績】
[今季]43試合、打率.294、50安打、7本塁打、19打点、1盗塁
[対L]9試合、打率.316、12安打、2本塁打、4打点、1盗塁

【打倒Hのキーマン】楽天・岸孝之 炎上からの巻き返しを



 今季はここまでソフトバンク戦2試合に先発し、6回途中6失点、3回5失点と打ち込まれている。いずれの試合も1四球と自滅したわけではない。問題なのは純粋に力負けしている点だ。6失点した試合では「変な四球は出さなかったんですけどね。普通に打たれました」と敗者の弁。ただ、11日の西武戦(楽天生命パーク)の試合後に石井一久GM兼任監督が「真っすぐの強さもあったし、変化球も少し精度が高かった。少し調子が上がっている」と語ったように復調への兆しはある。ベテラン右腕の巻き返しなくして、苦手意識払拭は実現しない。

【成績】
[今季]7試合2勝3敗0H0S、31奪三振、与四球9、防御率4.24
[対H]2試合0勝2敗0H0S、6奪三振、与四球2、防御率10.80

【打倒Lのキーマン】ロッテ・田村龍弘 故障復帰後は機動力封じへ



 武器を奪うことが勝機を生み出す。西武打線は“足攻“の脅威もあるだけに、正捕手の機動力封じが欠かせない。4月28日に左太ももの肉離れで現在離脱中も、全治1カ月とあって交流戦明けには戦列に戻ることが濃厚だ。対西武9試合は被打率.232で32失点に抑える一方で、許した盗塁は20。田村龍弘も5盗塁を決められ1つも刺せず。4月11日の同戦(ZOZOマリン)の1点リードの4回には源田壮亮に二盗、三盗を決められて同点犠飛を浴び、その後に勝ち越し点を献上して1対2で惜敗した。“獅子退治“のカギは扇の要が握っている。

【成績】
[今季]27試合、打率.242、16安打、0本塁打、盗塁阻止率.150
[対L]3試合、打率.333、2安打、0本塁打、盗塁阻止率.000

【打倒Mのキーマン】オリックス・福田周平 流れを呼び込む斬り込み隊長



 先発投手が抑えれば援護をできず、得点を奪えば投手陣が乱れるなど、ロッテ戦は投打がかみ合わない。ただ、投手戦でも乱打戦でも、得点を奪うに越したことはないだけに、5月11日の一軍昇格から一番に座る福田周平が果たす役割は大きくなるだろう。ファウルで粘って四球をもぎとり、逆方向への軽打も可能。俊足も併せ持つ男が出塁すれば、機動力も使える。四番に定着している杉本裕太郎が対ロッテ戦で打率.385、6本塁打と好相性を誇るだけに、背番号4がチャンスメークを果たして流れを呼び込めば、自ずと勝機は見えてくる。

【成績】
[今季]7試合、打率.263、5安打、0本塁打、0打点、1盗塁
[対M]出場なし

【打倒Eのキーマン】西武・森友哉 攻守に力を発揮して勝利を呼ぶ



 森友哉の集中力は高まっていた。5月12日の楽天戦(楽天生命パーク)、7回二死二塁、フルカウントからの7球目、則本昂大のチェンジアップをたたいた打球は右前へ。1点差に迫る適時打になったが反撃はここまで。1点及ばず3対4で敗れてしまった。今季、楽天相手に8試合で打率.207と苦戦している森だが、直近2試合では4安打1本塁打。持ち前の打棒は徐々に発揮している。あとはリードだ。今季は小深田大翔に打率.333、浅村栄斗に.357、島内宏明に.385。痛打を浴びている打者対策に力を入れたい。森が攻守で力を発揮して勝利を手繰り寄せる。

【成績】
[今季]40試合、打率.267、39安打、5本塁打、14打点、1盗塁
[対E]8試合、打率.207、6安打、1本塁打、3打点、0盗塁

【打倒Mのキーマン】日本ハム・杉浦稔大 悪夢払拭で上昇気流に乗りたい



 バックスクリーンへ消えていくロッテ・岡大海の飛球を杉浦稔大はどんな気持ちで見守ったのだろうか。9回二死からの逆転サヨナラ弾(4月21日、ZOZOマリン)。今年から本格的に9回を任されている男が味わうクローザーの厳しさだった。翌日の同カードでやりかえしたが、4月下旬に再び投球に不安定さを見せ、一時休養のため登録を抹消された。5月11日、栗山英樹監督は杉浦を一軍に合流させ、「スギに対する信頼は変わらない」と再び守護神の座を託した。ロッテ戦でのサヨナラの悪夢を払拭したとき、チームも本当の意味で上昇気流に乗っていけるはずだ。

【成績】
[今季]14試合0勝1敗0H8S、13奪三振、与四球5、防御率4.26
[対M]4試合0勝1敗0H1S、5奪三振、与四球1、防御率4.91
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