阪神の怪物ルーキー・佐藤輝明が、7月7日のヤクルト戦で史上17人目の「新人20号」に到達した。後半戦にも楽しみがふくらむが、今季はこの佐藤輝に限らず、1998年度生まれの選手たちの勢いがすごい。大卒のルーキーにも高卒5年目組にも、活躍する選手が続々と現れているのだ。[記録は7月14日現在] データ・文=永山智浩 
7月7日のヤクルト戦[神宮]で20号アーチを放った佐藤輝明[阪神]。左打者に限ると大下弘[セネタース]以来なんと75年ぶりだ
佐藤輝が史上17人目の20発新記録への期待が掛かる
阪神のルーキー・佐藤輝明(ドラフト1位)は7月7日のヤクルト戦(神宮)で、20号のホームランを放った。ルーキーで20本以上の本塁打を打ったのは史上17人目。左打者としては1946年の大下弘(セネタース)の記録に並んだ。
新人本塁打数(20本以上) ルーキーの本塁打の歴代記録は、59年の大洋・
桑田武と86年の
西武・
清原和博の31本がトップ。この2人に続くのが58年の
巨人・
長嶋茂雄の29本だ。この上位3人と佐藤輝の推移を見てみよう。
初本塁打は桑田、清原、佐藤輝の3人がチーム2試合目(以後、試合数はチーム試合数を表記)だが、長嶋は6試合目と一番遅い。2ケタの10号が一番早かったのが桑田で27試合目。佐藤輝は27試合目時点では7本だった。2ケタに届いたのは、4人の中で2番目に早い33試合目。その後12試合ノーアーチに終わったが、5月28日の西武戦(メットライフ)、長嶋以来の史上2人目となるルーキー1試合3ホーマーを放ち、6月6日の
ソフトバンク戦(甲子園)で15号に到達。これは54試合目で、桑田と並んだ。ちなみに長嶋は56試合目(1試合3ホーマー)で2ケタに到達し・・・
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