メジャー・ファンの中では、今季の大谷翔平の活躍は「ベーブ・ルース」よりもすごいという話も出てくるほど、大きな話題になっている。そもそもなぜそんなにすごいのか。大リーグ研究家の福島良一氏にメジャーの歴史的観点から大谷の偉業について比較、解説してもらった。 文=福島良一 写真=Getty Images 
打ってはミッキー・マントル[写真左]やウィリー・メイズのような、打って走ってというツールを持ち合わせている打者として評されている大谷
超一流のパフォーマンスを投打において披露中
先日、ニューヨークでエンゼルス・大谷翔平の試合を観戦。全米中で最も熱狂的と言われるヤンキースファンも大谷が打席に立つと真剣な眼差し。一方、六番街のMLBショップでは一番目立つ場所に大谷のユニフォームが飾られ、Tシャツが山積み。店員に聞くと「商品が飛ぶように売れ、人気もナンバーワン」だとか。
それもそのはず、今年はベーブ・ルース以来の本格的な二刀流選手として完全復活。それどころか、ルース以来100年ぶりに本塁打トップで先発登板、オールスター史上初の二刀流出場、6、7月と2カ月連続でア・リーグ月間MVP……など。もう数え上げれば切りがないほど、偉大な歴史や記録を作り上げてきた。
特に、今シーズンは・・・
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