開幕後の途中入団(支配下昇格)の選手の中で、すでに欠かせぬ存在となっている者、そして、なってもらわなくては困る者を4人ピックアップしてみた。 ※記録は9月6日現在。年齢は2021年の満年齢 中田翔 結果で周囲を納得させるしかない

[巨人/内野手・32歳]
【日本ハム成績】39試合、26安打、4本塁打、13打点、0盗塁、打率.193
【巨人成績】13試合、5安打、1本塁打、2打点、0盗塁、打率.156 8月20日、日本ハムから無償トレード あらためて移籍の経緯を記す。五輪中断期間中の8月4日に、
中田翔が日本ハムのチームメートに暴力行為を行い、球団から無期限での出場停止処分、ユニフォームの着用禁止処分を受けていた。そんな衝撃的な事件からわずかな期間をおいて巨人への(無償)トレード成立は、日本ハム・
栗山英樹監督、巨人・
原辰徳監督との電話会談がきっかけ。球団、そして原監督が中田の暴力行為について重く受け止めた上で、本人の反省を汲み、巨人での再出発が決定。中田は8月20日に東京・大手町の巨人球団事務所で入団会見を行い、事件について謝罪、頭を下げたが、所属元の日本ハムでその機会が設けられなかったことに異論が出るのは当然か。
翌21日には出場選手登録が行われ、巨人デビュー。22日には五番・一塁で先発出場し、移籍後初安打となる同点2ランを放っている。昨季パの打点王を迎え入れた巨人にとって、リーグ3連覇を目指す上でこれ以上ない打線の強化となるはずだったが、ここまで五番で10試合、六番で1試合に先発出場も、通算で打率は1割台と低迷中。球団も環境を変えた本人にとっても我慢のときだが、結果で周囲を納得させることができるか。
水上由伸 勝利の方程式入りを狙う“獅子の由伸”
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