
中村のリードが冴えた日本シリーズだった
江夏の意地悪?
12月5日の放送は見てくれましたか? NHKの「レジェンドの目撃者 奪三振王
江夏豊」いうヤツです。江夏がスタジオにいて、いろんな人があいつの思い出話をするという番組で、僕は3時間、話したんで、どれだけ使ってもらえるかと思ったら、チョロっとでした(笑)。まあ、仕方ないか。1時間番組で、あんなたくさんの人が出ているし、何より主役は江夏ですからね。でも、なかなか江夏は「ダンプさんのおかげです」とは言わんのですよ。チラッとでも言ってくれたらいいのに、意地悪だな(笑)。
前も少し話しましたが、今回はあらためて
ヤクルトと
オリックスの日本シリーズの話からにしましょうか。MVPは、ヤクルトのキャッチャーの中村(
中村悠平)でしたね。日本シリーズのキャッチャーのMVPは、
ソフトバンクの甲斐(
甲斐拓也)とか最近は増えてきましたが、昔はそんなにいなかった。1つにはピッチャーが大して投げなくなったことがあるでしょうね。特に先発は1試合かせいぜい2試合ですから。
中村のリードはシーズン中からいいなと思っていました。落ち着いていて、ピッチャーのいいボールが分かって投げさせていた。ピッチャー側の信頼も伝わってきましたしね。右手指のサインでうまく彼らをコントロールしていました。オリックスは伏見(
伏見寅威)と若月(
若月健矢)の併用でしたが、中嶋(
中嶋聡)監督の指導なのか、どっちもキャッチングがよかったと思います。僕は伏見の低めのキャッチングがいいなと思った。構えが低くて、あまりミットが落ちなかったでしょ。
ただ、最近のキャッチャーは、みんな一度、ミットを落としてタイミングを取りますよね。別にそれはそれでいいんですが、やっぱりピッチャーが球を離すまでは動かしちゃいかんし、本当のことを言えば、ずっと動かさんで、そこにパシッと球が収まると、ピッチャーがすごく気持ちいいんですよ。そこで「よし!」とキャッチャーが元気に声を掛けて返球してあげると乗ってきます。
特に大事なのは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン