例年、ケガ人には悩まされてきてはいたものの、それでも戦えるだけの選手層の厚さがチームの強みだった。しかし、2021年シーズンは離脱者の影響を大きく受け、結果としてV逸どころか、8年ぶりのBクラスに。工藤公康監督の退任により、一つの時代が終わりを迎えた。 [2021年成績]※成績部分の()内数字はリーグ順位 60勝62敗21分 勝率.492
564得点[2]、493失点[1]、打率.247[2]、57失策[1]
132本塁打[2]、92盗塁[2]、防御率3.25[1]

工藤監督[写真中央]にとっても、選手にとっても、終始苦しい状況での戦いを強いられたシーズンだった[C]SoftBank HAWKS
責任取って指揮官が退任
リーグ連覇&5年連続日本一を目指したシーズンは、序盤戦から“大荒れ”だった。特に投手陣は、開幕先発ローテ組の調子が上がらず。そこに追い打ちをかけたのが離脱者だ。開幕出遅れのエース・
千賀滉大が、初登板の4月6日の
日本ハム戦(札幌ドーム)で左足首のじん帯を損傷。抑え・
森唯斗が痛めた左ヒジの手術に踏み切ると、セットアッパーのL.
モイネロは東京五輪予選参加のため離日と、各ポジションに欠かせない“重要人物”たちが次々と一軍から姿を消す。
となれば、攻撃陣でチームを盛り立てていってほしかったのだが、四番のY.
グラシアルが5月8日の
西武戦(PayPayドーム)で右手を負傷。ほかにも、首脳陣が一番・二塁で固定を狙った
周東佑京が不調の末に右手指を骨折するなど、こちらも“キーマン”の離脱が相次いでやりくりに苦戦することとなった。
そんな状況下で迎えた交流戦では・・・
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