高橋由伸前監督時代(2016~18)に3年連続でV逸、原辰徳監督が19年に復帰し、20年とリーグ連覇で巻き返した。21年は3連覇と日本一奪回をターゲットに臨んだが……。スタートダッシュした阪神を猛追し、一時は首位に浮上も終盤戦、まさかの大失速でVを逃し、3位に沈んだ。 [2021年成績]※成績部分の()内数字はリーグ順位 61勝62敗20分 勝率.496
552得点(4)、541失点(4)、打率.242(5)、45失策(1)
169本塁打(1)、65盗塁(4)、防御率3.63(4)

原辰徳監督復帰3年目は3位に終わる。2022年は3年契約を延長し、覇権奪回に挑む
想定外と指揮官の苦悩
原辰徳監督にとっては3度目のリーグ3連覇と、日本一奪回を目指したシーズンだったが……。リーグ優勝を逃したばかりか、最終143試合目でセ王者の
ヤクルトに完敗(神宮、4対6)、勝率5割を切る(.496)苦しい戦いの末に、3位でシーズンを終えることとなってしまった。通算15年目の原監督体制下では負け越しは06年以来15年ぶり2度目、球団としては高橋由伸前監督時代の18年以来、通算9度目(36年夏除く)の“惨敗”といっていいシーズンだった。これまで圧倒的な強さを誇ってきた本拠地・東京ドームでさえも28勝29敗9分けでは、勝ち星が伸びないのは当然。なお、52年のフランチャイズ制後、後楽園球場時代も含めて、本拠地球場での負け越しは通算6度目で、いずれのシーズンもリーグ優勝を逃している。
想定外の事態に繰り返し見舞われたシーズンでもあった・・・
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