新シーズンの開幕まで1カ月を切り、実戦モードに突入。各球団のキャンプでの仕上がり具合はいかほどか。各球団担当によるキャンプの採点とともに上積みポイントと誤算を総チェックしていこう。 【セ・リーグ編】はこちら オリックス・焦らずじっくり戦力向上
キャンプ通信簿:90点 
復活を期す黒木も順調に調整。ブルペンも強固になる気配
上乗せポイント ■新人台頭でセンターライン強化
■故障者復帰で救援陣に厚み
キャンプの誤算 □コロナ感染などでスロー調整者も
日本シリーズを戦い終えたのは昨年11月末とあって、エース・
山本由伸の初ブルペン入りは2月11日で、打者に投じたのは24日。
杉本裕太郎もB班で汗を流し、
吉田正尚は両足首の手術明けもあり、10日に宮崎入りと主力はじっくりと調整した。
ただ当然、若手は昨季の疲労を考慮する必要はない。中でも元気だったのが新人野手だ。二遊間を守る
野口智哉、中堅の
渡部遼人、捕手の
福永奨とセンターラインの定位置争いに参戦し、チームを活性化させた。
現有戦力もしかり。特に救援陣だ。トミー・ジョン手術からの完全復活を期す
近藤大亮、
黒木優太の両右腕がブルペンで元気に投げ込み、戦力アップに期待大。
宮城大弥、
紅林弘太郎が新型コロナ感染で出遅れ、
増井浩俊が右ヒジに違和感を覚えてスロー調整も、大事をとっての処置。新助っ人が未来日なのも想定内と、誤算という誤算はないと言っていいだろう。
生え抜き育成に重きを置くチーム方針は変わらず、今季だけでなく、さらに先を見据えてチーム内競争から生まれる戦力アップへ。焦ることなく調整を進め、充実の1カ月に。あとは実戦で戦う形を整えていくだけだ。
ロッテ・投打とも層の厚み増す
キャンプ通信簿:95点 上乗せポイント ■捕手&二、三塁で新人台頭
■若手投手が続々と芽を出す
キャンプの誤算 □コロナ感染で一時隔離者も
新人野手が定位置を争う勢いと、春からうれしい誤算だ。一軍キャンプで完走した
池田来翔が・・・
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