同じ構図の写真と言うなかれ! よーく見れば選手の思考が垣間見えるもの。写真でみれば些細な違いも、プレーで考えれば大きな違いだ。では一体、違いの理由は何なのだろうか。静止画からプレーをひも解き、選手の考えを徹底チェック。今回のテーマは投手のプレート位置だ。 【セ・リーグ編】はこちら 答えはそれぞれ
正解がないのは複数投手を並べた上の写真からも分かること。投球プレートは軸足を蹴るために使うのが主目的も、横60センチ(縦15.2センチ)の踏む位置は投手によってさまざま。ひと昔前は右投手=三塁側、左投手=一塁側が常識とされていたが、現在は多様化されている。

田中将大[楽天/右投]プレート位置_三塁側、決め球_スライダーほか
涌井秀章[楽天/右投]プレート位置_三塁側、決め球_ストレート
石川歩[ロッテ/右投]プレート位置_三塁側、決め球_シンカー
まずはパ・リーグの投手から見てみよう。右投手の三塁側とオーソドックスなスタイルなのが3人。楽天・田中将大は、ツーシームを主体にしたかつては一塁側を踏むこともあったが、現在は三塁側に戻し、右打者の外角に逃げるスライダーも生かしている。同じく楽天の涌井秀章も右打者へのスライダーの角度をつけつつ・・・
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