1週間に1回の登板は邪道

4月10日、オリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗
ロッテの
佐々木朗希が完全試合を達成した。
素材やセンスがあるのは間違いない。ただ、本人を褒めるより先に、ロッテ球団を評価すべきである。本来プロに入った以上は、先発ローテーションどおりに投げてチームにプラスをもたらすよう働くべきだが、佐々木は過去2年、そこまでのレベルに達していなかった。逆にいえば、無理をして投げさせず、体作りに専念させた球団は殊勲甲である。
もっとも、体ができるまで呑気に待ってくれるプロ野球でいいのか、という思いも一方であるが……。
いずれにしても完全試合をやったぐらいだから今後は1週間に1回ではなく、中4日、妥協しても中5日でローテーションを回らなければいけない。あとは先発完投を常に心がけるべきだ。5回を投げて勝利投手の権利を得たからといってマウンドを降りるようでは論外。完全試合の意味がない。
佐々木に限らず、1週間に1回しか投げないというのは邪道である。
私が
西武の監督時代に
東尾修は・・・
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