
ダンプさんが期待するロッテの新人・松川
疲れのサインはあった
佐々木朗希(ロッテ)いうのはすごいですね。4月10日の完全試合(
オリックス戦。ZOZOマリン)のあとも、2試合連続で誰も塁に出してない。ただ、見ていたら8回を投げて交代となった2試合目(17日の
日本ハム戦。ZOZOマリン)は、途中から
シュート回転していました。最後まで投げんかったのがいいか悪いかは僕は分からんけど、疲れてきていたのは確かですね。
完全試合のときのフォームと比べて感じたのは、ヒジが少し下がっていたのと、投げたあとの右足の上がりです。プレートを蹴って結構上がっていたでしょ。このとき2試合目の途中からは角度が開いて見えた。ヒザのくの字がね。ヒザが曲がって上がるいうことは軸足の内転筋を絞って投げているからなんですよ。広くなったのは、疲れてゆるんできたからでしょう。それで球がシュート回転し出したんですが、意図したかどうか知らんけど、逆に右バッターの外のボールゾーンからピュッと入ってくるすごい球もあった。あの球筋なら球筋で、また面白いリードもできるな、と思って見ていました。
でも、シュート回転って右ピッチャーばかり言われて、左ピッチャーには言わんな、と思ったことありませんか。まったくいないとは言わんですよ。左でも横から投げるヤツとかね。ただ、上から投げる江夏(
江夏豊。
阪神ほか)とか工藤(
工藤公康。
西武ほか)は、ほとんどシュート回転しなかった。もちろん、彼らが大投手で素晴らしいフォームというのはあるけど、それだけじゃない。整体の世界でよく言われるけど、体の仕組みの右と左の違いもあります。腕を振るとき、右は横方向のほうが力が出るけど、左は縦方向なんですよ。縦に振れるピッチャーは右でもシュート回転しづらいでしょ。
そうそう、右と左の違いということでは日刊スポーツを読みましたか? 右バッターと左バッターの違いをいろいろと分析している連載があった。そこでホームランは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン