球速が増し、変化球も多彩になっている近年、打者たちは、より高い対応力が求められている。ただ、18.44メートルのバッテリー間を変えることはできないが、タテ182.88センチ×ヨコ121.92センチのバッターボックスの立ち位置なら投手や本塁との距離感は自ら変えることが可能だ。感覚の側面が強い打撃の世界とはいえ、『打席の立ち位置』からは意識の一端が垣間見える。一流打者は、どこに立つ!? 【パ・リーグ編】はこちら ※成績は6月5日時点。年齢は2022年の満年齢 
岡本和真[巨人/26歳]タイプ_パワーヒッター、21年打率_.265、22年打率_.229
リーグの傾向も!?
打者の左右で傾向はあるのか。セ・リーグは、左右に分けて見ていこう。日本を代表する右打者に成長した巨人・岡本和真は、かつて左足を引くようにオープンスタンス気味だったが、現在は両足をそろえるスクエアに。立ち位置が捕手寄りのラインからわずかにピッチャー寄りなのは直球だけでなく、変化球を曲がる前にとらえることを含め外角球を逆方向へ弾き返す意識からか。現に今季の17本塁打のうち中堅から右へ8本放っている。
巨人・
坂本勇人は、独特の左ヒジの使い方もあって内角のさばき方には天性のものがあるが・・・
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