序盤戦の好調がウソのような低迷ぶりを見せている。勝ち星を挙げても続かないという戦いぶりで7月の連勝はいまだゼロ。最大18あった貯金は7月17日現在でわずか「1」となってしまった。特にストロングポイントと見られた先発陣の不調が顕著。今後、立て直す手立てはあるのだろうか。 ※記録は7月17日現在。成績部分の()内数字はリーグ順位 【パ・リーグ3位】 41勝40敗1分 勝率.506
279得点(3)、266失点(3)、打率.239(2)、50本塁打(4)
50盗塁(4)、24失策(1)、防御率3.16(5)
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涌井[左から2人目]は右手中指に打球が直撃して骨折。好調だっただけに痛過ぎる離脱となった
相次ぐ先発投手の離脱
攻撃陣に助っ人不在の状況が続いている。
石井一久GM兼任監督は戦前から「守り勝つ野球」を標榜(ひょうぼう)しており、実際に守備でのエラーはリーグ一の少なさを誇る。ただし、投手陣は先発、救援ともに万全とは言えない状態が続いている。特に先発投手陣には次から次へと予期せぬアクシデントが襲いかかり、万全の態勢を築けないままだ。
最初につまずいたのが開幕投手を務めたエース・
則本昂大だ。2度目の登板直前の3月31日、4月1日にほかの選手、コーチの計8人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたのだ。その中には
ブセニッツ、
西口直人と救援の主力も含まれていた。この危機的状況の中、二軍から急きょ、
涌井秀章が合流し・・・
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