
1982年のプレーオフ。片平晋作がバントを決めた
「江夏対策」でプッシュバント
巨人のオーダーが打線の体(てい)をなしていないことは、この連載で何度も触れてきた。
「オールスター打線」なのに、一時は気まぐれのように
重信慎之介を二番に置いた。バスターエンドランを成功させたかと思えば、翌日にはバントに失敗して小フライを上げてしまうこともあった。選手が失敗したら首脳陣の責任と思うべきだ。
バントには芯に当てるバントと、芯を外すバントの2通りがある。これを頭に入れてゲームを見ると、バントの教えが浸透しているチームかどうか分かる。大抵の場合、コーチに教える能力がない。というより何をどう教えるべきか知らないのだ。
走者一塁、あるいは一、二塁になったときは相手守備陣がどういう隊形を取るか。その出方を見て、作戦を決めればいい。
一塁手と三塁手の両サイドが前に圧力をかけてきたら・・・
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