熟考の末のFA移籍。突然のトレード。経緯はどうあれ、選手にとっては新しい旅立ちだ。違うユニフォームで新たな野球人生が始まる。 ※年齢は2022年の満年齢 
福良淳一GM[右]と入団会見に臨んだ森。オリックスにとっては限りなく大きな補強となった[写真=毛受亮介]
パの捕手2人がリーグ内で移籍
さらなる高みを目指して新天地に飛び込む。国内FA権を行使し、
西武からオリックスに移籍した
森友哉が11月26日に大阪市内のホテルで入団会見を行い、移籍の決め手を口にした。
「中嶋(
中嶋聡)監督が捕手(出身)で、自分もまだまだレベルアップできるのではないかと思って決断しました」
2019年には首位打者を獲得し、今季はリーグトップのチーム防御率2.75を記録するなど、球界屈指の“強打の捕手”とオリックスの補強ポイントが一致したのも大きい。今季、リーグ連覇と日本一に輝いたオリックスだが、若手が多く発展途上、さらに打線の軸である
吉田正尚がメジャー挑戦を表明し、捕手・
伏見寅威がFA権を行使。11月19日に
日本ハムに移籍が決まり、来季への不安がないとは言い難い。
攻守両面で戦力アップを見込める男の獲得に動いたのは、会見に出席した福良淳一GMの言葉が物語る。
「打つほうは皆さん知っていると思うけど、守りのほうでもウチはだいぶ苦しめられた」
そんな熱烈ラブ
コールも決め手の1つ。「すべての言葉が響きました」と言う森への期待は、4年総額18億円超と推定される大型契約にも表れる。背番号は4に決まり、自身初となる「全試合でマスクをかぶりたい」と力強く語った森の加入で・・・
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