宮崎の海岸から東を向くと、その彼方にアメリカがある。現地時間2月15日、WBC日本代表の一人である大谷翔平もアリゾナ州テンピでキャンプイン。優勝を目指し最高の状態に仕上げている。 写真=Getty Images 
実戦登板に1試合投げて侍ジャパンに合流することになった大谷。投打で活躍し日本を世界一に導くつもりだ
1球1球に意味を持ちながら37球を投げ込んだ。現地時間2月15日にエンゼルスの投手陣キャンプがスタート。大谷翔平は初日からマウンドに上がり、順調な調整具合を見せた。
「今のところは申し分ない感じかなと思うので、去年よりもさらにいいですし、今までの中でも一番、今のところいいかなと思います」
WBCに出場するために早めに仕上げてきた。ブルペンには球速や回転軸を測定できる「ラプソード」と「トラックマン」を置き、確認しながら投球練習を繰り返した。この日、フィル・ネビン監督はWBCでの大谷の起用について“先発”に限定すると語った。
これで侍ジャパンでは4枚の先発の一人、
ダルビッシュ有(パドレス)とともにエース格として腕を振ることも決定した。さらにネビン監督は現地時間3月30日の開幕戦、アスレチックスとの対戦で2年連続となる開幕投手に任命した。大谷は19日にも2度目のブルペンに入り、入念な投球で前回を同じく37球を投げ込んだ。ブルペンでは大谷が投げる後ろに約15人の投手たちがずらりと並んだ。まさにエンゼルスでエースとしての威厳を見せつけた。
今後は、帰国前の2月25日にライブブルペン(日本で言うフリー打撃)で打者との対戦を行い・・・
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