
WBCで好投した大勢
千手観音はすごい
WBCはすごかったですね。世界一になったこともそうですし、ピッチャーもバッターも海外の選手相手に、まったく力負けしなかった。みんな体がすごく大きくなりましたね。テレビを見ていると、毎日毎日、WBCの話ばかりで、僕もすっかり選手たちの性格や交友関係に詳しくなってしまいました。
まあ、テレビを見た感想を僕が話しても仕方ないので、キャッチャーOBなりの視点で気がついた、ちょこっとしたことを話してみたいと思います。
だいぶ前の話になってしまいますが、代表選手が自分のチームでキャンプをしていたときの映像で気がついたことを2つです。まず、
巨人の大勢が、すごくいいなと思いました。去年、疲れたときに少し肘が下がり、その分、腕の出がイメージより遅れるので、自然と体の開きが早くなっていた、という話をしたことがありますよね。最後、少し押し出す感じになって球威も今一つになっていました。
今年もブルペンの映像を見ていたら、やっぱり少し下げて投げていたときがあったんですが、それでも体が開かず、我慢していい感じで投げていました。「あ、これはいいな。悪い癖がなくなった。フォームを変えたのかな」と思ったら、普段の肘の高さでもちゃんと投げていました。意識してかどうかは知りませんが、これは2種類使えるようになったのかなと感心しました。彼は2年目のジンクスなんて関係なさそうですね。
日本ハムの
伊藤大海がキャンプ中に“千手観音”って記事がありました。リリースポイントを上、中、下と変えて投げ分けるということで写真が並んでいました。変化球の曲がりがまったく違っているということでした。投げ分けると言えば、
阪神の
村山実さんがそうでした。あの人は肩がおかしくなってから腕が少し下がっていたけど・・・
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