同一カード3連敗はなく最大連敗は4。着実に貯金を重ねて前半戦首位ターンを決め、リーグ3連覇に突き進む。そんな堅調な戦いを支えるのが、“バファローズ山脈”と称されるエース・山本由伸を筆頭に名に“山”の字が付く投手陣だ。パ・リーグにそびえたつ山脈は、いかにして高き山になったのか。取材を重ねた中、それぞれの山の麓にあったものとは──。 取材・文=鶴田成秀(オリックス担当) 写真=BBM 
山本由伸[#18/25歳/7年目]
成功を目指しつつ大事にしたこと
2016年のオフ。思えば、ここから山脈は築かれていった。東京ガスからドラフト1位で指名された
山岡泰輔と仮契約を結ぶため、同席した
福良淳一監督(現GM)は、当時の投手2枚看板の名を出しつつ、こんな言葉をかけたという。
「チームを引っ張るのは金子(
金子千尋)でも、西(
西勇輝)でもない。山岡だと思っている。3年間でチームを変えてほしい」
1年目から先発ローテ入りして規定投球回もクリア。実績を積み上げていくと・・・
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