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MLB通信2023 頂点を目指す日本人メジャー

レッドソックス・吉田正尚 歯を食いしばる日々「メンタル的には毎打席、毎日、良くても悪くても次があるという感じで過ごしている」

 

2023シーズンも残り30試合を切った。チームもワイルドカード争いで水をあけられた。モチベーションを保つのが難しい中、初めてのMLBシーズンで、さまざまな疲労が蓄積している。ただ、打率3割を目指し、残り試合に全力を尽くす。
文責=メジャーリーグ編集部 写真=Getty Images
成績は現地時間9月3日現在

8月はさまざまな疲労が蓄積し打率も落ち込んだ。ただ残り30試合を切った中で、もう一度、ギアを入れ直していく


【打撃成績】2023年_120試合137安14本66点8盗、打率.296、OPS.813

 最高峰に挑んだ1年目のシーズンは佳境を迎えている。吉田正尚は時折光るスイングを見せるも長続きせず、苦しい状況が続いている。長距離移動や国内での時差に加え、長期連戦など日本にはない過酷な環境によって疲労が蓄積し、打棒に影響を及ぼしている。徐々に失速してプレーオフ争いから脱落してしまったチームと足並みをそろえるように、打撃の調子はなかなか上向かない。

 8月の月間打率.261はメジャーでは自己最低に終わり、1本塁打も月間最少となった。8月20日のヤンキース戦で3三振を喫して無安打に終わり、打率3割を切って以降、打率は2割9分台が続く。「メンタル的には毎打席、毎日、良くても悪くても次があるという感じで過ごしている。打っているからといって体の調子がいいわけではないし、日々ベストを尽くす」と歯を食いしばる日々が続いている。

 好球必打を重要視し、ファーストストライクから積極的にスイングすることを心掛けてきた。ただ・・・

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