
今季限りで監督の座を退いた巨人・原監督
負けて威張っているというのは……
巨人・
原辰徳監督の退任が決まった。
原は契約期間をあと1年残していた。実際にどのような条件で辞めたのかは分からない。しかし、山口寿一オーナーによると、「オーナー付特別顧問」を要請し、これを原も受諾しているという。全然、勉強する気がないではないか。
原が巨人の監督としてどれだけ勝ったと言っても伝統で勝っただけだ。彼の采配で勝ったわけではない。というより、いままでは采配はやらなくてよかった。
私は現役を引退してすぐの評論家時代にサンケイスポーツの北川デスクに「書きたいことは1点に絞りなさい。何でもかんでも原稿に詰め込んだら何が言いたいのか伝わらない」と言われた。この1点絞りの論理を
ヤクルト監督時代に野球に応用した。投手が点をやらなければ勝てる。投手を育てるのは捕手。簡単なことではないか。1年間をかけて投手を充実させれば、今度は何をやるべきかという課題が見えてくる。ところが、原監督はあちこち手を出して何も教えてこなかった。
投手が最優先でなければ勝てないのに、若い投手ばかり使った。投手を育てるべき捕手を打撃優先で起用。オーダーは日替わり、ポジションもメチャクチャだ。結果が悪いのは自分に欠点があるのに、人を入れ替えればいいと思うのは大間違いだ。
退任報道を受けて10月4日に行われた今季最終戦後のセレモニーで退任あいさつを見たが、負けて威張っているというのはどういうことか・・・
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