10月4日に最終戦を終え、セ・リーグのタイトルホルダーが確定。9部門で初受賞者が誕生するなどフレッシュな顔ぶれが並んだ。 写真=BBM 
年間を通じて安定感のある投球を見せた村上
18年ぶりのリーグ優勝を飾った
阪神は5選手がタイトルを獲得した。投手陣では3年目の
村上頌樹が最優秀防御率(1.75)、
岩崎優が最多セーブ(35)を獲得。村上はセ・リーグ記録に並ぶ開幕から31イニング連続無失点をマークするなど、先発陣をけん引した。打撃陣では
中野拓夢が最多安打(164)、
大山悠輔が最高出塁率(.403)、
近本光司が最多盗塁(28)を手に。村上、岩崎、中野、大山は初受賞だったが、近本は入団5年で4度目の受賞と最多盗塁の常連となっている。

四番に座り続け勝負強い打撃を発揮した牧
2位の
広島は5年目で初受賞した
島内颯太郎の最優秀中継ぎ(42HP)のみだったが、3位の
DeNAは
宮崎敏郎が首位打者(.326)、
牧秀悟が最多安打、最多打点(103)、
東克樹が最多勝利(16)、勝率第一位(.842)、
今永昇太が最多奪三振(174)と4選手が6部門で獲得とタイトルラッシュ。このうち牧、東、今永が初受賞。宮崎は6年ぶり2度目の栄誉に輝いた。

負けない投球でチームに勇気を与えた東
4位の
巨人は
岡本和真が2年ぶり3度目の本塁打王(41)を手中に収めた。40本超えは自身初で2位の
ヤクルト・
村上宗隆に10本差をつける完勝だった。5位のヤクルト、6位の
中日はタイトルホルダーを生み出すことができなかった。

力強いスイングで本塁打を積み上げた岡本和