巨人とソフトバンクによるファームの日本一を決める戦いが、10月7日にひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われた。現役時代ともに巨人で戦った指揮官同士が相まみえた一戦は、試合終盤にソフトバンクが逆転し、頂点に立った。 写真=湯浅芳昭 
リーグ優勝時と同様に、高々と宙を舞ったソフトバンク・小久保二軍監督
ファームと言えど、やはり日本一をかけた戦いだ。10月7日にひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われたファーム日本選手権は、若い力が躍動し、熱戦が繰り広げられた。今季、イースタン・リーグを制したのは巨人。最終戦で勝利を収め、5年ぶり28度目となる優勝を決めた。対するソフトバンクは、夏場に
オリックス相手に8連勝を収めるなどして、3年ぶり14度目のウエスタン・リーグ優勝を果たした。また、今回は二軍監督同士が巨人時代の“戦友”ということで、両指揮官としても対戦を楽しみにしていた一戦でもあった。
一軍の日本シリーズとは異なり、二軍の場合は一発勝負となる。「勝負は時の運」とソフトバンク・
小久保裕紀二軍監督も言葉にしたように、フタを開けて見なければ、どちらに転ぶか分からない。ましてや、プレーするのは発展途上の若い選手たちが多い。試合中のミスも、ある程度は想定内のことだ。
しかし、大事なのはミスしないことよりも、こうした大舞台で“いかに自分たちの力が発揮できるか”にある。その点では、ソフトバンクのほうが巨人より一枚上手だった。
試合中盤、二番手の
高橋礼が二死からつかまって4点を追う展開となるも、慌てる様子はなかった。6回に2点を返すと・・・
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