
MVPに輝いた阪神・村上[左]、オリックス・山本。同学年の右腕でもある
阪神の38年ぶり日本一で幕を閉じた今年のプロ野球。11月28日には都内のホテルで「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」が開催された。
パ・リーグのMVPは3年連続で
山本由伸(オリックス)が受賞。史上初の3年連続投手4冠、パ初の3年連続沢村賞に輝いた右腕だが、有効投票総数267のうち、1位で259票を集めるなど文句なしで栄冠に輝いた。3年連続MVPは1976年から78年の
山田久志(阪急)、94年から96年の
イチロー(オリックス)以来となる快挙だ。
「野球界の大先輩、オリックスの先輩でもあるので、3年連続という同じことができたのは、すごくうれしいです。続けて活躍できるということは1つ大事にしていることなので、すごくうれしく思います。次は新しいステージ(メジャー・リーグ)に行くので、そこでまた活躍できるように頑張っていこうと思います」と来季を見据えた。
セ・リーグは
村上頌樹(阪神)がMVPを手中に収めた。昨年までの2年間、一軍未勝利だった村上だが今季は精密なコントロールを武器に10勝をマーク。防御率1.75でタイトルも獲得し、阪神のリーグ優勝、日本シリーズ制覇にも大きく貢献した。
「ほかにもたくさんすごい選手がいる中、とても光栄です」と喜びを語った村上だが、さらに新人王も受賞。新人王とMVPのダブル受賞は1980年の
木田勇(
日本ハム)、90年の
野茂英雄(近鉄)に続いて史上3人目、セでは初の快挙だった。「野茂さん以来で、セ・リーグでは初なので、そこに名を刻めたことがとても良かった」。だが、ここで立ち止まるつもりはない。同学年の山本のように結果を残し続けるのが目標だ。
「(山本は)複数のタイトルを連続で獲っているので、自分も同じように複数のタイトルを何年も連続で獲っていけるようにしたい。複数年で結果を残していかないといけない世界ですから」と気を引き締めた。

新人王はオリックス・山下[左]、阪神・村上の手に。村上はMVPとダブル受賞だ
パの新人王は高卒3年目の
山下舜平大(オリックス)が受賞。球団では2021年の
宮城大弥以来、2年ぶり11人目の新人王だ。今季は開幕投手で一軍デビュー。ケガもあり規定投球回には到達しなかったが、9勝を挙げ、防御率1.61と圧巻の投球を続けた。
「自分の力だけではできないことだと思いますので、周りの方に感謝しています。来年もこの場所に戻ってこられるように、1年間頑張りたいです」。メジャーに挑戦する山本が抜ける来季、山下にかかる期待は大きくなる。「由伸さんと野球ができて得たものばかりなので、これからの野球人生に大きく影響するのかなと思います。得たものを生かしていきたい」とさらなる成長を誓った。
■2023NPB AWARDS主な表彰選手