シーズンの成績を占う意味でも重要な2月の春季キャンプ。そもそも本当に必要なもの? 選手がやるべきことは? キャンプの素朴な疑問を集めて高木豊氏にぶつけてみました! 写真=BBM 
2012年はDeNAのヘッドコーチ、2013年は一軍チーフ兼打撃コーチ[写真]を務めた高木氏。春季キャンプで選手を集めて
Q.1 キャンプって本当に必要ですか? A.1 勝ちたいなら絶対に必要です! 野球はチームスポーツですから、チームでまとまってやらなければいけない作業、プレーが想像以上に多く、それを徹底、統一させるためにも必要でしょう。長いシーズンを戦う上でのサイン、フォーメーションもキャンプでの確認になりますし、ミーティングなどでチームの方針なども伝えていく。また、ここから1年、新加入選手を含めて、この仲間と一緒に戦っていくという一体感をつくることもキャンプの意義。1カ所に集まって「同じ釜の飯を食う」という感覚ですね。キャンプは個々のレベルアップがメインだと思いがちですが、そういうチームの部分のほうが大きいように思います。勝負を度外視するならともかく、勝ちたいならキャンプは絶対に必要でしょう。
Q.2 キャンプインが2月1日の理由は何ですか? A.2 ただの伝統です! 別に決まりはなく、12月と1月は球団の拘束力がないため、最短の2月1日になっているだけのように思います。長年の伝統、慣習ですね。ただし、近年は少し遅れてキャンプインする球団も出てきています。私も正直、2月1日のキャンプインは少し早いと思っていて、2月中旬スタートでも問題ないように思います。1カ月もあると、どうしても“中だるみ”というか、無駄な時間が出てきて、だれてくる部分もあると感じていましたから。
Q.3 「キャンプの出来がシーズンを左右する」というのは本当ですか? A.3 あくまで結果論! これはよく言われますが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン