プロ野球ファンにとっては待ちに待った球春到来。間もなく12球団の春季キャンプが始まる。長いシーズンを勝ち抜くためにも勝負の1カ月だ。ここでは各球団のキャンプ地を紹介するとともに、テーマや見どころを紹介していこう。 
訪れたたくさんのファンが1日楽しめるキャンプを実現する
ココがポイント! 【1】キャンプでも打ち出す“小久保流” 【2】新戦力を絡めた熾烈な競争 【3】残り4枠の開幕先発の行方 本格的な始動とともに、チームは変わる。
小久保裕紀新監督が掲げた今春のキャンプのテーマは『チーム練習の質を上げる』。このために、さまざまな改革を行っていく構えだ。練習開始時間を早めて終了も早め、自由に練習ができる時間を取れるように。選手に任せる部分を増やし、自主性も養う。
むしろ、やらなければ居場所はない。現時点でレギュラーは
柳田悠岐と
近藤健介のみ。
山川穂高、A.
ウォーカーと新戦力も加え、競争は激しさを増す。開幕先発ローテーションも
和田毅、
有原航平は確定しているが、残り4枠を巡ってはここからの争い。
大津亮介やL.
モイネロといった転向組もおり、激しいバトルが繰り広げられる。
ファンにとっても充実の時間とする。「昼のいい時間に選手が(球場に)いなくならない練習メニューを作成する」(小久保監督)ほか、選手からオリジナルカードがもらえる企画など盛りだくさん。イベント情報は特設サイトで随時更新予定だ。
【H担選定! 要注目プレーヤー】山川穂高

山川穂高 #25 内野手
自身の人的補償における騒動もあり、さらに注目度は増すことに。レギュラー白紙の新チームで、いかに立場を築いていくか。やはり、打撃練習で見せる豪快なスイングが、周囲の目を変えていくことは間違いない。サク越えを連発し、攻撃面における自らの必要性を示していく。
キャンプ地・スケジュール
キャンプ地 A組&B組・宮崎市 生目の杜運動公園(宮崎・宮崎市)
C組・タマホーム スタジアム筑後(福岡・筑後市)
キャンプスケジュール 
注※スケジュールはすべて1月21日時点[予定は変更になる場合あり]。「主なキャンプスケジュール」の練試=練習試合、OP戦=オープン戦、球春BG=2024球春宮崎ベースボールゲームズ