ついに開幕した2024年シーズン。横浜スタジアムでのDeNAと広島との開幕戦。3球団競合の末、DeNAに入団したドライチ外野手・度会隆輝が開幕戦で本塁打を放ち、ド派手なデビューを飾った。“ハマの一番星”の輝きが、チームの浮沈のカギを握りそうだ。 取材・文=武石来人(本誌DeNA担当) 写真=井田新輔、BBM 
DeNA・度会隆輝
試合前練習で
3月29日にアーティストの布袋寅泰氏のパフォーマンスと国歌演奏から始まったDeNAと広島の開幕戦。近年、DeNAにとって開幕戦は鬼門となっていた。就任4年目を迎えた
三浦大輔監督は、これまで開幕戦の勝利がなく、現役時代も横浜・DeNAのエースとして務めた7度の開幕投手でも全敗に終わっていた。指揮官としての3シーズンを含めれば、実に11度目の開幕戦勝利への挑戦である。当然、選手たちの士気も高かった。
そんな指揮官の「初勝利」もかかる試合前の練習終盤。担当が番記者と話をしていたところ、大きな声が聞こえてきた。
「バッチこ~い!!」
少年野球でさんざん耳にしてきた言葉だが、日本の野球の最高峰であるNPBの舞台で聞いたのは初めて。声の主は、外野で1人ノックを受けていたドライチルーキー・度会隆輝。リ
ラックスした雰囲気に「やっぱり大物ですね」などと話をしながら、期待を感じていた。度会を見ていると・・・
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