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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「筒香に3億? 選手にカネを払い過ぎる」

 


 阪神が5月11日、首位の座を巨人に明け渡した。DeNA戦(横浜)で7点差を守り切れず、最後はベイスターズ打線にのみ込まれた。

 阪神の投手陣は思った以上の働きをしていない。よーし、やってやろうという気が感じられない。この日先発した伊藤将司は特にそうだ。高めに球が浮いていたと言われるが、低めにほうればよいだけのことだ。投手陣全体に何か原因があるはずだ。担当コーチの資質なのか。

 監督は疑問があれば本人から直接、話を聞いたらいい。そこで次はこうしようという回答が出るのだ。

 ヤクルト監督時代、エースの松岡弘は、0対0のときにはいい投球をしていたのに、味方が点を取った途端に崩れる傾向があった。本人を呼んで話すと「せっかく点を取ってくれたのに、打たれたら野手に申し訳ない。そう思うと緊張して腕が振れなくなるんです」と本音を打ち明けた。投手心理とはこういうものかと、私自身も勉強になった。

 結局、すべては監督の責任なのだ。ここはコーチ任せではなく俺の出る幕だと思って行かないと、最終的に損をするのは自分自身である。

 巨人は4連勝で首位浮上と喜んでいたが・・・

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