四軍制を敷き、育成選手だけでも50人以上が在籍するソフトバンク。本連載では、若鷹たちが二~四軍で切磋琢磨して成長していく様子や、『HAWKSベースボールパーク筑後』で行われるイベントなど、筑後をメインにしたファーム情報を、たっぷりお届けしていきます!
もっともっと頑張っている若鷹たちを知ってもらいたい! 上の舞台を目指して、三軍、四軍でキラリと光る活躍を見せる選手たちに迫ります。今回は打撃力が魅力の2選手が登場。若き“原石”たちの成長を見逃すな! 取材=菅原梨恵 ※情報は6月9日現在、年齢は2024年の満年齢 山本恵大「チームの顔になれるように」

[やまもと・けいた/外野手/25歳]
昨年9月に左膝を手術。今春のキャンプもリハビリ組で過ごしたが、オフに一度、契約が切れる育成3年目にかける思いは特別だった。“結果”を重視した打撃スタイルで、手応えもつかんでいる。 ──今季、ここまでを振り返って。
山本 スタートからいい結果が残せているので、自分では順調に来ているかなと思っています。育成3年目なので、勝負の年。1年目から2年目になるときも違ったんですけど、2年目から3年目となるともっと違って。チーム状況もありますが、やっぱり支配下に向けてというところで、危機感とプレッシャーはすごく感じながら毎日を過ごしています。
──これまでと違うところ、変化したところはありますか。
山本 前までは(打球を)飛ばそう、飛ばそうと思っていたんですけど、今は守備の間を抜くようなヒットを打とうと。丁寧に実戦を意識して、間、間を抜くように意識してバッティングをしています。ヒットをメインに、率(打率)を残したいなと思って今季入ったので。
──それは自分で考えてのこと?
山本 自分で思いましたね。やっぱり上に上がるためには、ホームランより率を残したほうが見栄えがいいのかなと思って。
──魅力の一つに長打力、本塁打がある中で、そことのバランスは?
山本 まずは、上を目指すためには今の形で。やっぱり大きいのを狙うと、性格的に雑になっちゃうんですよ(照笑)。力任せになってしまうので、丁寧に、丁寧に。リハビリ組のときから今まで練習でやってきていることが、今は試合でもできている。やっていて楽しいですね。
──課題と、そこへの対応は?
山本 真っすぐに振り負けないように。一軍レベルのピッチャーの速い真っすぐに振り負けないように、始動を早くしたり、マシンで慣れておくとかしたりして準備しています。
──今の自身の強みを教えてください。
山本 今季はチャンスに強いかなとは思っています。数字(得点圏打率)とかはあまり気にしていないんですけど、結構ランナーがいるときのほうが気持ちが入って集中できているので。そのときに打っているイメージが、自分の中ではありますね。
──今後の目標、将来はどんな選手になっていきたいですか・・・
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