好投が続きながらも勝てない。チームはまさかの地区最下位。そのひずみか、抑えながらも後半踏ん張れずに降板が続き、まさかの今季8敗目を喫した菊池雄星。トレードのウワサが出る中でも、一試合一試合に集中している。 写真=Getty Images 
6月28日のヤンキース戦は6回に一塁へのセーフティーバントから崩れてしまった菊池。ライバル相手に今季は好投が続いていたが……
通算720奪三振達成 松坂大輔超えも、今季8敗目に
右翼席へと勢いよく飛んでいった打球の行方をぼうぜんと見つめた。菊池雄星は現地時間6月28日のヤンキース戦で上々の滑り出しだったが、3対1の6回に暗転。ソトに痛恨の逆転3ランを浴び、無念の降板となった。5回0/3を4失点で自身3連敗で8敗目(4勝)を喫した。「本当、5回まではストレートの勢いやコントロールもとても良かったし、手応えをつかんでいた。6回のあの1球だけ。収穫もあったけれど、負けてしまって悔しい気持ちのほうが強い」と視線を落とした。
今季ここまでヤンキース戦には2試合先発して防御率0.79という相性の良さを発揮した。1回には強打者ジャッジを97マイル(約156キロ)の直球で空振り三振にねじ伏せた。シュナイダー監督が「スライダー、カーブ、チェンジアップも良かった」とたたえたように・・・
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