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高校野球女子選抜vsイチロー選抜KOBE CHIBEN@東京ドーム

<INSIDE REPORT>イチローに宿る情熱と使命感「この体が元気でいる限り、女子野球を応援したい」

 

『51』『55』『18』。プロ野球史に輝く3人が初めて同じユニフォームを身にまといグラウンドに立った。日本全国から選び抜かれた女子高校選手との一戦、野球界発展のため、持てる限りの力を出し尽くした。イチロー(元マリナーズほか)は4年連続の完投勝利。また来年もこの地で投げ抜く覚悟を示している。
取材・文=小林篤 写真=高原由佳、菅原淳

全力を尽くし高校野球女子選抜と勝負したイチロー


 1カ月後には51歳を迎えるというのに、130キロ台中盤の直球を次々と投げ込む。マウンドを誰にも譲ることなく141球。『ICHIRO』と『51』が背中に刻まれたエースが完投で試合を締めた。

 9月23日、イチロー擁するチームと女子高校球児が真剣勝負を繰り広げるエキシビションマッチ、『SATO presents 高校野球女子選抜vsイチロー選抜KOBE CHIBEN』が東京ドームで開催された。「高校野球女子選抜強化プログラム」の一環として、21年から行われている同企画に(21年はほっと神戸で実施)、今年は松井秀喜(元ヤンキースほか)が初参加。3年連続出場の松坂大輔(元西武ほか)とスーパースターが集結するとあって、過去最多となる2万8483人の観客がドームに詰めかけた。

 試合は17対3でイチロー選抜KOBE CHIBENが4年連続の勝利を収めた。一番・投手のイチローは・・・

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