日本を代表する若きエースとして大きな注目を浴びた山本由伸。メッツ、ヤンキースなどとの争奪戦の中、異例の契約年数&巨額の契約金でドジャースに移籍。開幕2戦目で早くもマウンドに上がった。順風満帆とはいかなかった出だしであったが、終わりよければすべて良しの2024年だった。 文=樋口浩一 写真=Getty Images 
開幕戦は1回5失点降板と不安を残し、徐々に実力を発揮してきたときにケガ。そして復帰後は好投と紆余曲折のメジャー1年目となった
シーズン7勝を挙げ、WSでも松坂以来の勝利をつかむ
ドジャースと交わした契約は、2035年までの期間12年で年俸総額3億2500万ドル。それだけの大きな期待を受けて臨んだ山本由伸の1年目だった。メジャー初登板は3月21日、韓国・ソウルでのパドレス戦。先発二番手での登板だったが、1回5失点で降板し黒星。散々なデビューになった。
しかしアメリカに戻った2試合目から本領を発揮し始める。3試合目の4月6日、敵地のカブス戦で5回3安打、無失点。1回に無死満塁、2回に二死満塁とピンチを迎えながら1点も与えずに切り抜けて初勝利を手にした。その後・・・
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