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中日・マラーが来日初完封&特大弾、39年ぶり快挙 広島・辰見鴻之介は代走盗塁の日本新記録

 

マラーが甲子園で特大弾 投手最後のホームラン?


今季第1号も甲子園だったマラー。投手のシーズン複数本塁打は17年のウィーランド[DeNA]の3本以来9年ぶり[写真=牛島寿人]


 投げては来日初完封。打っては一発を含む2安打4打点。9月14日に行われた阪神対中日(甲子園)はマラーの一人舞台となった。

“本職”の投手としては初回から変化球を丁寧に低めに集めて阪神打線を翻弄(ほんろう)。内野ゴロ17と打たせて取る持ち味を存分に発揮し、キャリアでも初の完封勝利を飾った。バットでは5回に甲子園のバックスクリーンに飛び込む今季2号2ラン、9回には2点適時二塁打。「(本塁打は)高めの球を待っていた。すごくいい感触だったよ」。初完封の試合で本塁打を打った投手は87年7月8日の桑田真澄(巨人)以来39年ぶりの快挙となった。

 左投げ右打ち。打撃は得意で打席では常にフルスイング。来季からセ・リーグでも指名打者制度が採用され、投手が打席に立つのは今年が最後。マラーがNPBの“ラストホームランピッチャー”となりそうだ。

辰見がシーズン代走盗塁 最多記録を47年ぶり更新


6点あったリードを徐々に詰められる展開の中、技ありの盗塁が流れを変えた[写真=川口洋邦]


 現役ドラフト移籍1年目で、球史に名を刻んだ。9月15日のヤクルト対広島(神宮)、6対4で迎えた9回無死一塁の場面で、辰見鴻之介が佐藤啓介の代走で出場。一死後、中村奨成の打席の初球で二盗に成功し、今季27個目の盗塁を決めた。代走のみでは26個目となり、47年ぶりにシーズン代走盗塁の日本新記録を樹立した。

 9月3日の中日戦(バンテリン)の7回にモンテロの代走で出場して二盗に成功、1979年の藤瀬史朗(近鉄)の記録に並んでいた。新記録達成に辰見は「すっきりした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 2023年に育成ドラフト1位で楽天に入団して7月に支配下昇格も、25年には再び育成契約に。同年7月に再び支配下となりイースタン・リーグで31盗塁を重ねて盗塁王を獲得したが、12月の現役ドラフトで広島に移籍となった。残りのシーズンを見据え、「30個まで決めたい。一日、一日を積み重ねていく」と決意を新たに。持ち味を発揮して新天地での居場所を築き、辰見は走り続ける。

新コミッショナーに飯島彰己氏が内定


新コミッショナーに飯島氏を指名した経緯を語る南場オーナー[左]。榊原コミッショナー[右]は11月で退任する[写真=兼村竜介]


 9月16日、都内でプロ野球オーナー会議が行われ、次期コミッショナーに飯島彰己氏が内定した。12月7日付で就任する予定だ。

 飯島氏は横浜国立大経営学部経営学科卒業後、三井物産に入社。2009年には代表取締役となった。現在は顧問を務めている。榊原定征コミッショナーが日本経団連会長だった際には副会長を務めており、旧知の間柄でもある。議長を務めたDeNAの南場智子オーナーは「国際経験が豊富であること、そしてプロ野球に理解と愛情があることも重視させていただいた」と選考理由を説明。現在、直面している国際化などの課題でも手腕を振るってくれそうだ。

 現在の榊原コミッショナーは11月の任期満了をもって退任する。2期4年にわたり球界改革の基礎づくりに尽力した。退任後は1年間、顧問としてNPBに残り、引き継ぎなどを行っていく。
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