37歳となったプロ13年目でも、その探究心に衰えは見られない。勝負強さに定評のあるスイッチヒッターは、左右打席で覚える感覚の違いをその都度、バットに反映させてきた。新シーズンへ向けて新たな決断を下した「背番号4」。伸びつつある若手との定位置争いにも、負けるつもりは一切ない。 取材・文=富田庸、写真=太田裕史、BBM 相手投手によって入る打席が変わるため、試行錯誤も多い。バットの選択はやはり、変遷を繰り返してきた。
「右で打つ際にバットの振り抜きがよくなかったので、今季、ヘッドをくり抜いたものを使用するようになりました。長さはいずれも34センチで、左打ち用900~910g、右打ち用はくり抜いている分軽く、890~900gですね」
以前は左右の打席で同じバットを使っていたが、どこか違和感が・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン