どうしてウソをついてまで隠したがるのか。このNPBの態度は不審だ
NPBがまたおかしなことをやりましたねえ。プロ野球の使用球、いわゆる統一球を、こっそり“飛ぶボール”に変えていたというのです。
飛ぶ、飛ばないはともかく、微調整を去年の夏にメーカーのミズノに依頼してたのに、それを公表しなかった。これはおかしいでしょう。いま思えば、今年はオープン戦では、去年までのボールの感じで、あまり飛ばなかった。それが開幕したら、飛ぶわ、飛ぶわ。だれだって「変わったな」「変えたな」と思いますよ。この疑問に対して加藤コミッショナー(この人のサインが統一球には入っています)は、「打者のみなさんが、統一球に対応できるようになったのでは」とのたもうた。まあ、よくもヌケヌケとこういうウソが言えたものですよねえ。6月12日の記者会見では、ボール変更について「知らなかった」と言いました。これもウソでしょう。もし、本当なら、それもひどい話です。そんな最高責任者がどこにいるの? 無責任きわまりない。
ボールを変えるというのは大変なことでしょう。マウンドを10インチと15インチの間で上げ下げするのはルール変更ですが、ボールはルールの範囲内でしか変えられない。だから、「範囲内だからいいだろう」的に重要視されない傾向がありました。しかし、統一球の登場と今回の変更によって、ボールは簡単に飛ぶようにも飛ばないようにも細工できることが分かってしまった。
この変更(今回は飛ぶようにする)を秘密のうちにやっちゃって、しかもこんな時期に「実は昨年のとは違っている」と明かした。やってることが分からんよねえ。

加藤コミッショナーのやることはサッパリ分からない。当たり前のことをやれないのだ
オレなんかにはバレバレだったものね。ここでも何度か書きましたよ。「明らかにボールが違う」と。ダテにプロで何年もいろんなボールを打ってきてはいませんよ。
こんなこと、シーズン前に公表しておけば何ということもないのに、メーカーのミズノに「ボールに関して聞かれたら去年と同じだと答えてくれ」と口止めしていたというのだから開あ いた口がふさがりません。何でこんなに隠したがるの? オレは、NPBのこの態度が一番不審でした。
まあ、加藤コミッショナーがたった2年で持論(世界で勝負するためには、国際大会のボールと同じものにしなければならない)を撤回するのが恥ずかしかったのかもしれません。しかし、こんなことは、子どもの心理でしょう。皿を割ったのを親に知られると怒られるので隠しちゃった、みたいな。
この隠す理由を“邪推”する材料が見つかりました・・・
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