和製大砲の名に恥じない結果を残す。今季、誰よりも燃える男がいる。
オリックスが誇る長距離打者・
T-岡田だ。1月に神戸市内の球団施設「青濤館」で自主トレを公開。「やらないとうまくならないですし。数をこなすことで不安もなくなる」四番奪回を宣言している主砲は、いきなり約2時間ものフリー打撃を行うなど精力的にバットを振り続けた。
殻を破れない自分に不甲斐なさも感じている。2010年に33本塁打をマークして本塁打王を獲得したが、それ以降は度重なるケガに悩まされ、成績は下降線をたどっている。14年には24本塁打を記録して復活の兆しを見せたが、昨年は再び11本と低迷。これまでプロ10年間でフルシーズン一軍に帯同したことはない。ケガでの離脱が主な原因となっている。
それだけに「自分の中で納得できるシーズンを過ごせていない。まずは、ケガをしない体を作ること。しっかりと捉えることができればボールは飛ぶ。確実性を求めてやることに変わりはない」と、力を込めて語る。食生活、練習、試合に向かう準備の大切さなど徹底して改善した。
福良新監督は「できれば四番は外国人の中の誰かに固定したい」とブランコ、新外国人のモレル、
ボグセビックを四番に置く考えを示している。だが、T-岡田はそう簡単には主砲の座を明け渡すつもりはない。
「生え抜きでは一番長くなった自分がチームを引っ張っていかないといけない。全試合に出て、四番を打つぐらいの活躍を見せたい」首脳陣からの信頼を勝ち取り、誰もが認める存在になる。開幕戦のスコアボードには「四番・T-岡田」の文字を刻み込むつもりだ。