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中日 谷繁元信監督・打線は充実

 



 選手兼任の肩書きが外れた谷繁元信監督が、チーム構想で真っ先に手をつけたのが主砲の獲得。来日したメジャー66発男のビシエドはキャンプでも快音を連発した。

「期待してます。キャンプに入って彼を生で初めて見たとき、インサイドのボールに対する対応の良さに驚きました」

 打撃投手を務めた竜投のボールをまるでピンポン球のように弾き返す。2月13日に行われた初の対外試合、韓国・KIA戦(北谷)では左翼へ本塁打も放った。

「外国人選手で、あそこまでうまくさばくとは……。ほとんど見たことがないぐらい、上手ですね。力ももちろんありますし、うまく中心でやってくれれば、打線は昨年より良くなると思います」

 5年目を迎えた高橋にも注目だ。3球団競合でドラフト1位入団。昨季まで、ヒットマンとして打率3割を期待できたルナがいた。そのドミニカンは広島へ移籍。ホットコーナーは高橋と森野の一騎打ちになっている。

 指揮官も「5年目ですから、本人も何とか(レギュラーを)取りたいという思いでやっています。もう結果を出していかなければいけません。僕らはその結果を出させるように、何とかしたいと思います」と語る。

 不安と言えばクローザーか。「岩瀬にもいい意味で競争してもらいたいと思っています」

 名球会左腕・岩瀬は左ヒジ痛のため昨季一軍はおろか二軍でも登板なし。キャンプではインフルエンザ感染もあり、シーズンフル回転できるかどうかは不透明だ。166キロ右腕の助っ人右腕・ハイメはキャンプで右肩痛で離脱。岩瀬と田島、福谷らによる競争となる。
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