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ヤクルト 川端慎吾内野手・チームには必要不可欠な存在

 



 川端慎吾ヤクルトのキーマンになる。昨季はバントをしない二番打者として、リーグ優勝に貢献。自身初の首位打者に輝いた。

 対戦の少ない交流戦にも強かった。昨年の交流戦は18試合で打率.351(77打数27安打)。両リーグを通じて10位だった。2014年も24試合で打率.303(99打数30安打)。安定して3割を超えている。

「パ・リーグはパワーピッチャーが多い。対戦も少ないので、力強いストレートに振り負けないように思い切りいったほうがいい。球筋などが分からない投手と当たる場合、対策は試合前ミーティングや映像でしっかり頭に入れることですかね」

 今季も主に二番として、三番・山田以降のクリーンアップにつなぐチャンスメーカーの役割を担っている。開幕後から安打を量産していた川端だが、5月中旬以降にペースダウン。

 体調面で不運もあった。広島遠征中だった5月18日の朝、体調不良を訴え、同日の広島戦(マツダ広島)はベンチ入りせずにホテルで静養。39.5度の高熱と嘔吐、下痢の症状に苦しんだ。「しばらくは水しか体が受け付けなかった。油ものにあたったのかもしれない。先週(5月10〜15日)は打てていなかったから、ストレスもあったかも」と自嘲気味に笑った。

 開幕前の3月上旬にインフルエンザで離脱するなど受難の年。それでも川端の存在は欠かせない。
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