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楽天 西田哲朗内野手・原点回帰のフォームで勝負

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 目の色が違う。プロ8年目を迎えた西田は、あらためてレギュラー取りへ挑む。2014年に131試合に出場したものの、ここ2年は出場試合数が激減。今年は「本気」をテーマに掲げ、ポジション奪取を狙う。

「本気になれていなかった部分もあったし、言い訳もしていた。今季はチャンスを与えられたところで結果を出せるように、本気でがむしゃらにやるだけ」

 遊撃の定位置は茂木に奪われ、二塁には藤田が君臨。それでも少ないチャンスを、必死につかみにいく。

 万全の準備でキャンプに入った。昨年12月から大阪で球場を借りて自主トレに励んだ。休んだのは大晦日と元日の2日だけ。土日はトレーニングを中心に行い、平日は約4時間、ほとんどを打撃練習に費やした。増やしていた体重も約7キロ減量し、現在は79キロ。体脂肪も9.8%となり「自分の能力を信じて動きやすい体にしました。体重は減ったけど、打球は飛んでる」と自信をつかんだ。

 打撃は自身にとって原点とも言える、プロ3年目のフォームに戻した。

「3年目に礒部さんと取り組んでいたフォーム。しっかりパンチしてたたく。礒部さんは“猫パンチ”って言ってました」

 キャンプ中は、実戦形式で右方向への長打を飛ばしアピール。梨田監督も「スペアという意味じゃなく、(レギュラーが)元気なうちに追い抜くように、はい上がってきてほしい」と期待を寄せた。層が厚いとは言えない二遊間で、今季こそは自らの居場所を確立する。

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