
今季は二軍生活が長い小窪。まとめ役として、再びリーグ優勝に貢献したい
選手会長は不本意なシーズンを送っている。
小窪哲也は6月14日に二軍に降格して以降、8月27日現在まで一軍に上がれずにいる。昨季は代打の切り札として無類の勝負強さを示し、25年ぶりのリーグ優勝へチームをまとめたリーダー。少しずつ上がってきた感覚を手に、残りのシーズンで一軍での大暴れを誓う。
これまで経験したことのないほどの長い二軍暮らし。その中で得たものがある。「ブレない芯を持つこと」。一軍では代打が専門で、結果を欲しがるあまりに打撃フォームを次々に変えた。大事にしていた、樹木で言う“幹”の部分が薄れていったと明かす。二軍では自分の形を取り戻すべく若手に混じって必死にバットを振った。
「少しずつ、取り戻してきた感覚もある」
二軍では1試合フルで出場する中で、徐々に感覚を養ってきた。
選手会長として、さまざまな仕事をこなし、チームをまとめる。一軍にいれば自分のことよりもチームの調和に重きを置いてきた。それでも「できる人はできるし、打てる人は打てる」と言い訳は一切しない。実直に実力不足を認め、イチから打撃を作り直してきた。
ファームでは8月27日現在で打率.299をマーク。
西川龍馬や
安部友裕らライバルがひしめく一軍の舞台を狙っている。
復帰への道は簡単ではない。代打には新井が控え、ドミニカ共和国出身の
バティスタ、
メヒアもいる。とにかく結果を残すしかない。連覇の一員になりたいと、小窪は燃えている。
写真=BBM