
抜群の安定感で額面どおりの活躍を見せるマルティネス
新助っ人の
ニック・マルティネスが期待値を上回る働きを開幕から見せている。来日初登板となった4月6日の
ロッテ戦(東京ドーム)では12球団完投一番乗りとなる9回4安打2失点(自責0)の好投で来日初勝利を挙げた。同20日の
ソフトバンク戦(札幌ドーム)では8回1失点で2勝目と、着実に白星を重ねている。
特筆すべきはその高いゲームメーク能力だ。150キロを超える直球を軸にチェンジアップなどの変化球も交え、しっかりとストライクゾーンで勝負できる。球数も最小限で長いイニングを投げられる点も評価が急上昇中。開幕直後はほかの先発陣が早いイニングで降板することも多かった中で、ブルペンを休ませる快投が続いた。
5試合連続のクオリティースタート(QS)を記録し、昨季までレンジャーズで先発ローテを担ってきた実力は本物。推定年俸2億円の価値を発揮している。
写真=BBM