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「ミスターメイ」として、毎年5月に好成績を残しているレアード
ここまで握った「すしポーズ(本塁打)」は3、4月で4回だった。打率は5月9日終了時点で.237。決して高い数字ではないが、安打は出ているほうではある。本塁打は開幕戦で第1号を放った後は得意の東京ドームで行われた4月6日、7日の
ロッテ戦で2本塁打。その後はしばらく“ネタ切れ状態”となっていた。
試合前練習のフリー打撃でもイマイチだった。最後のひと振りは大きなアーチを描いて気持ちよく終えるのがルーティン。ただ、4月中旬はそれすらうまくいかない。何度もラスト1球を繰り返すがスタンドに届かない。思わずバットを打撃ケージにぶつけてしまうなど、イライラを表に出してしまう場面も見られた。
レアード自身も「納得のいかないスイングが続いていた」と不調を自覚。それでも気持ちの切り替えがしっかりできるのは強み。4月下旬になるとこちらも得意のプラス思考で話し始めた。
「ニッポンに来てから5月は打っているからね。心配ないよ」
月が変われば調子も変わる。4月29日のロッテ戦で16試合ぶりのアーチを描いて「ミスターメイ」の準備は万端だ。
2015年は4本塁打も16年は12本塁打、昨季も10本塁打。2年連続で5月の月間MVPも獲得している。すしボーイは本人も自覚する「5月男」でもある。「最近はタイミングも合ってきた」と調子は上昇中。得意のすしポーズも大盤振る舞いしてくれるはずだ。
写真=BBM