
今村 猛
年が明け、2019年シーズン、
今村猛はプロ10年目の節目を迎える。新年の目標はズバリ、自己新となる年間70試合登板だ。チーム最多登板とともに掲げた。
「チームで一番試合数を投げることが信頼されていることだと思うので、それを目指してやりたい。70試合とか、そういうのを目標にやっていきたい」
18年シーズンは43試合で3年連続の60試合を逃した。防御率は5.17と悪化。不振での二軍落ちなど、苦しんだ1年となった。セットアッパーとして再び輝くことが、70試合登板への道と考えている。「チームが強ければ、勝ち試合でないとそういう数字は達成できないと思う。もちろん勝ち試合に投げられるところでやりたいなと思います」と意気込みを新たにした。
長年、ブルペンを支えてきた。疲労蓄積の影響は「分からないけど、意識していないうちにそういうのがあったかも」と話す。今オフの取り組みとしては、まずは体のメンテナンスに努める。「自分の思いどおりに動くような体をつくって、そこからまたいろんな質を高めていきたい」とプランを描いている。1年前は初の海外自主トレをハワイで行ったが、今回もそのつもりだという。
丸、新井、
エルドレッドら野手数人がチームを去り、リーグ4連覇に向けては投手陣の立て直しがキーポイント。今村が能力を発揮すれば大きな“戦力補強”となる。あと2試合に迫る通算400試合も通過点にすぎない。
写真=BBM