
山田哲(右)はまだまだ満足していない
高みを目指し続ける。
山田哲人は2019年の目標に、2つの偉業達成を掲げた。「40本塁打&40盗塁」の「フォーティー・フォーティー」と、4度目の「トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)」だ。
「毎年続けて成績を残すことは難しいことですけど、19年は『フォーティー・フォーティー』というのもありますし、それを目指しつつ引き続き『トリプルスリー』を達成できるように頑張りたい」
まだまだ満足はしていない。2018年は140試合に出場し、打率.315、34本塁打、33盗塁で自身2年ぶり3度目のトリプルスリーを達成。日本球界ではもちろん史上初の3度目達成で、メジャー・リーグでもバリー・ボンズ(ジャイアンツほか)しかいない。「トリプルスリーは永遠の目標になる。来年も再来年も目指していきたい」と意気込んでおり、4度目達成となれば世界初の偉業となる。
さらに、「フォーティー・フォーティー」も目標に加えた。日本球界ではまだ達成者がおらず、メジャーでも、バリー・ボンズ、アレックス・
ロドリゲス(
ヤンキースなど)4人しか到達していない異次元の空間。「オフに自分でしっかり考えた」と熟考した上での高い目標設定だ。
来年は球団50周年の節目の年。今季はリーグ2位だっただけに「優勝? もちろんです」と鼻息は荒い。個人の大きな2つの目標に、4年ぶりのV奪回。プロ9年目となる2019年は、新たな挑戦の年となる。
写真=BBM