
1年目からレギュラー奪取を狙う
ドラフト1位ルーキーに与えられた背番号は、かつて
山崎武司、
松井稼頭央が背負った由緒正しい「7」だった。それだけでも期待の大きさが分かるというものだ。
座右の銘は「野球バカ」。「好きなことには一生懸命になれる。だから野球には一途に取り組んでくることができた」と語る
辰己涼介。1月5日の入寮時には野球に最低限なもののみを持ち込んだ。プロの世界に入り、野球漬けの日々を待望している。
これまで、具体的な目標を設定し、それに近づけるための努力を惜しまなかった。プロ入り時の目標は「開幕スタメン」「143試合フルイニング出場」「2000安打で名球会入り」。近い目標、遠い目標とさまざまだが、本人は「それをクリアした先に、自分の思い描いた選手像がある」と言い切る。
50メートル走のタイムは5秒7で、遠投は125メートル。立命大では
田口壮(現
オリックスコーチ)の持つ関西学生リーグ記録の「123」に迫る「122」をマークしたヒットメーカーでもある。それでも「田口超え」を明言した本人にとっては悔しい記録となった。「あと2本届かなかった悔しさは、プロでの2000安打という目標に変換したい」と新たなモチベーションを見出した。
楽天・
石井一久GMは「攻守走がそろっているし、肩と足は現時点ですでにプロのトップクラス。1年目から期待している」と最大級の賛辞を送った。
茂木栄五郎、
田中和基に続く期待の野手として、1年目からフル回転を目指す。
写真=BBM